ひな祭りで雛人形を早く片付ける意味は?婚期が遅れると言われる理由!
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ひな祭りで雛人形を早く片付ける意味は?婚期が遅れると言われる理由!
ひな祭で雛人形を出したのはいいけれど、「早く片付けないと婚期が遅れるよ」
と昔から言われ続けていますよね。
昨今ではあまり重要視されなくなりましたが
元になる儀式や親の想いからくる言い伝えだったとご存じでしたか?
今回はそんな「ひな祭りの雛人形について」のお話をご紹介します
ひな祭りの始まり
◆ひな祭りとは?
ひな祭りとは:女子の健やかな成長を祈る3月3日の年中行事
【雛人形を飾り、桃の花や菱餅などをお供えし節句祭りとしてのお祝い】
桃の花が咲く時期のため「桃の節句」とも呼ばれて親しまれてきた。
※一部地域には時期が違う所もあり
◆起源はいつから?
ひな祭りはいつ頃から始まったのかは定かではない。
起源説は複数ある中で、平安時代の京都で遊びの一環として行われていた記録もあるため
後の「雛あそび」と呼ばれるのはその為なのだ。
一方で同じ時代に川へ紙で作られた人形を流す「流し雛(穢れ払い)」という儀式があった。
当時の乳幼児の死亡率は高く、親としては必死の思いで子の成長を見守り
枕元には形代と呼ばれる人形を置き厄除けにした。
そして1年の災いを春のひな流しで祓う
これが起源だとも言われている。
時代と共に変わりゆく儀式
◆流すから鑑賞へ
江戸時代になると、女子の「人形遊び」と「節句の儀式」が結びつき
人形は「雛人形」として飾られるようになって行った。
製作技術もどんどん発展していき、さまざまな人形が作られるようになった。
それと共に雛人形も豪華で立派になっていき、お金もかかっているので
川に流すわけにもいかず、鑑賞を楽しむスタイルと変化していった。
◆形代(かたしろ)の役目
雛人形は形代(かたしろ)と呼ばれる人形の一種で神や霊が降臨するとされている。
娘の身代わりとして、襲い掛かる病や災厄、穢れなどを雛人形にうつして避け
1年の災いを受け止めた後、川や海に流していた「ひな流し」。
元々は紙や土で出来た人形だからこそ流せていたんだろう。
雛人形はひな祭り後にすぐに片付けなさい
「雛人形はひな祭りが終わったらすぐに片付けないと、結婚が遅くなると言われている」
言い伝えのように言われてきたこの言葉の起源はほとんどの人がしらない。
・片付けが遅い習慣をつけたくないから
・お嫁に行くにはマナーが必要だから
・さっさと嫁がせたいから
等とも言われています。
しかし「ひな流し」の観点から言うところの
娘の災厄を受け止めた形代である雛人形は
川には流さないので祓えなくなった雛人形であるがゆえ
いつまでも飾っていると、婚期が遅れるなどの不幸に見舞われるよ
と案じた昔からの親の想いの名残なのかもしれない。
昔の女性の婚期が遅いのは重要視されていた為、不幸だと言われてきたのでしょうが
現代には婚期が遅れる事が不幸だとは思いません。
しかし昔も今も、親が娘の成長と災厄に見舞われないように
との願いや想いは変わりはないのかもしれませんね。
◆しまう時は天気の良い日がいい
結局の所しまうのは早めが良いよ
との事でいつでもいいのです。
早めにしまわなきゃいけない!と思って天気の悪い日にしまうよりは
湿気の少ない天気の良い日などにしまうといいですね。
年に一度飾られる雛人形へは感謝し
それを用意してくれた人へ感謝し
大切にしまう事
それが、現代の穢れ払いにもなるのかもしれませんね。
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