【お母さん】疲れた日の一人言【お疲れ様】

仕事はめちゃくちゃ忙しくて、変な客ばっかりで、お昼はカップ麺だけで、腰も痛くて、背中も痛くて、家に帰ると雨漏りしてて、掃除して、洗い物沢山で、ご飯の用意して、洗濯は山盛りで。

昔から働いていたけれど、やはり子供がいると働くだけではダメで。

「生活」をしなければいけない。お金だけではなく。

働いて子育てをする辛さは、働く主婦しかわからないと思う。

母親が働きに出る事のメリットは、一生懸命に働く姿を見せれる事。そして、助け合う事を学ぶ事だと思う。

しかし、専業主婦と比べて子供と過ごす時間が減る事がデメリットだ。

自立を早めるならば、一人の時間を過ごさせるのはとても良い事だと思うが、幼少期の寂しさは…きっと大人になっても忘れはしないであろう。

その経験が、自分の子供への想いとなって行動するのだろうが…

やはり子は親に似る。

親のようになっていく。

それは受け継がれた運命なのだろうか。

 

ただ疲れた。

夜の闇が、心を蝕んでいく。

夜の闇に、のまれてしまえ。

 

子どもが生まれた時から覚悟はしていた。

犠牲になるのは、自分の時間だ。それは母親だけが背負っていくもの。

 

 

旦那が深夜にいない仕事だったので、辛い日もあったけれど初めての育児は気合でなんとかなるものだ。

それでも、母親はその間自分の人生を子どもに捧げる。

悔いはない。悲しくもない。

ただ、皆が思う程、楽ではなかった。それだけ。

 

 

 

親は最初から偉い訳ではない。

年をとっているからといって偉い訳ではない。

 

子どもを授かって人を育てていく。それは親も一緒に育っていくべき人生なのであろう。

親が子を育て、また親も子に育てられる。

成長はいくつになってもするものだ。共に成長し、同じ状況になった時に初めてわかるんだ。

そしてやはり、親のようになっていく。

心のどこかでは、きっと尊敬していたのかもしれない。

 

受け継がれた想いや言葉は時代を経て蘇る。

そして自分達が引き継いでいく担い手になるように生きていかなければいけない。

 

 

嘘をついたり、人を騙したり、傷つけてはいけない。

「自分のしたことは、全て自分に返ってくるんだ」

 

 

それは、会った事もない祖父の言葉。

一度しか母から聞いた事がないけれど、なぜか忘れられない。

大切にしてきた言葉が、疲れたこんな夜に思い出す。

 

 

きっと大丈夫だと言う合図なのだろう。

疲れ果ててまでやっている事は意味ある事なのだと。

頑張ろう。

働いているすべてのお母さんへ。

 

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