主夫になって最初に困ったこと5つ

主夫になって最初に思ったこと。

「料理なら、なんとかなる。」

元調理師だし、包丁は長年の相棒。

台所に立つこと自体に不安はなかった。

――甘かった。

料理はできても、生活は別物。

仕事としての一皿と、毎日の三食はまったく違う。

しかもそれが、ずっと続く。

主夫になって最初に困ったことを、正直に書いてみます。

① 洗濯機のボタンが多すぎる

標準、すすぎ1回、念入り、ドライ、毛布…。

どれが正解なのか分からない。

とりあえず「標準」を押す日々。

包丁のほうがよっぽど分かりやすい。

② トイレットペーパーの減りが早い

家にいると、減る。

なぜこんなに減るのか。

家計を預かる側になると、こういうところが気になる。

主夫目線が芽生えた瞬間だった。

③ ゴミの日を覚えられない

可燃、不燃、資源ごみ。

曜日と種類の組み合わせが覚えられない。

出し忘れたときの絶望感はなかなかのもの。

料理の段取りより、ゴミ出しの戦略が難しい。

④ 体調の波と家事のバランス

今は杖で歩ける。

でも痛みが強い日もあり薬も手放せない。

副作用で眠くて起き上がれない事も多い。

今日はできる日。

今日は少し休む日。

その判断を自分で決めることが、思っていたより難しい。

⑤ 名もなき家事の多さ

詰め替え。

補充。

テーブルを拭く。

床をさっと掃く。

誰にも気づかれないけれど、やらないと回らないこと。

料理より細かくて、地味に多い。

それでも、不思議と悪くない。

気づけば、キッチンにいる時間が増えている。

鍋の音。

まな板の感触。

包丁の重み。

キッチンに立っていると、少しだけ落ち着く。

主夫は、料理そのものよりも、

生活との向き合い方だったのかもしれない。

完璧じゃないけれど、今日も一日が終わる。

そして明日も、たぶんキッチンに立つ。

今日も味噌汁を作る。